EPISODE

1-6

■「若い子に任せたりして、そっからは気が楽になりました(笑)」「それ、責任転嫁、って言う(笑)」

伊庭:だんだん集団意識というか、少人数で集まってそのすごさを出すというか。まあ、そういうのもあって今、ゴール裏もそうやしアウェイとかもすごい人が来るやん。


土岐:増えましたねー。


伊庭:なんかすごいやん。

思い出したけど、2000年のときかな。平日のナビスコカップ仙台戦のときなんかセレッソサポーター二人やで(笑)今やったら考えられへん。


土岐:流石にその人数で応援したことはないですね(笑)


伊庭:今はどの試合見ても人数おるやん。首都圏とかのアウェイだと数千人単位やし。


土岐:2012年ロンドンオリンピック世代がいて、フォルランの時代があって、ドーンって感じでした。


伊庭:でもすごいのは、そっから辞めてないってことやん。こんだけファンが居続けるっていうのはなんかすごいなって。

ところで、毎試合1000人とか2000人とかいて疲れたりはせーへんの?


土岐:僕がコールリーダーやっていたときは、極端に少ないときはめちゃテンション上がりますけど、やっぱり多い方がテンション自分も乗るんだっていうのはありますね。

2000人の声をなんとかセレッソのパワーに変えなと思うほうが僕はテンションがあがります。もちろん緊張もしますけど(笑)


伊庭:でも毎試合となると「俺、息抜きたいな」とか思ったりすることなかったの?


土岐:一時期、試合の日の朝になったら体調悪なる、みたいな時期があって。考えすぎて、プレッシャーとか変な責任感というか。スタジアムが怖くなったときがありましたね。変に真面目なとこあるんで(笑)


伊庭:へー。そんなんあったんや。


土岐:若い子に任せたりして、そっからは気が楽になりました(笑)


伊庭:それ、責任転嫁、って言う(笑)


土岐:純粋にこんなに楽しく応援できるんや、みたいな(笑)