EPISODE
2-1
■「なんだか「モリシも来る」みたいな話になったので、」「社長が来るのは凄いです。」
伊庭:エースと言えばサポーターとしてもですが、やはり「モリシの日」。最初ですよね?言い出したの。
Ace:そうそう。
伊庭:だいたいこの「モリシの日」をやり始めようとしたきっかけって?
Ace:2003年6月14日。小雨やったんで遊んでいる子供もいない長居スタジアムに行って、「あーそういえば去年ここでモリシがゴールしたな」というのを思い出して。
多分、個人個人で長居スタジアムに来た人もいたと思う。何人かいたかもしれないが、ワールドカップで自分のホームスタジアムでゴールをした選手を記念日にできないかなってそのとき思った。
伊庭:多分初めてじゃないかな。そもそも自国のワールドカップであっても、所属クラブのスタジアムを使ってくれるかどうか分からんからね。
Ace:ここで決めるとか、なんか奇跡に近いくらい。日本代表にとっては決勝トーナメントにあがる大事な試合やったし。
だから、これはサッカー界の財産というよりもセレッソ大阪の財産と感じた。この6月14日に何か大々的に未来に繋いで行きたいと思った。俺は何をするにも無計画というか・・・
伊庭:いや、ほんまにほんまに。そこは否定しない。
Ace:2回言ったね(笑)
話を戻すけど、それくらいから、ホームゲームとかで「とりあえず集まりましょう」みたいな感じで。その当時はブログもやっていたのでそこで書いたり、スタジアムで張り紙したりしていた。あとはメールかな。
伊庭:そうやって集めながら。
Ace:2004年の当日近くになると、他のサポーターからも「どんなことをやるの?」と連絡が来たりして。なんだか「モリシも来る」みたいな話になったので、みんなに「だから来て!」みたいに集めだした。
伊庭:社長が来るのは凄いです。
Ace:2003年が適当やったから少し寂しいなと思ったので、集まるのが10人くらいだったとしても、2004年はちゃんとやろうと思った。あったことを残したいというか。
ワールドカップのモリシを見たとか、第何世代とかそういうのもあると思っていて。こういうことがあったんや、をどう残していこうか。会云々よりも「こういうものがある」っていうことをアピールしたかった。だからモリシは今でも愛される存在であるし、今でもそれは全然変わらないって。