EPISODE
2-2
■「クラブがやるっていうのに意味があると思う。」「2002年のときにいた人が見た人が、次の世代に継いでいかないといけないな、と。」
伊庭:2004年って結構ヤバい年でしたよね。確か最後の新潟で残留決めるとか。
Ace:大久保嘉人選手がゴールを決めて、スペイン行った試合。あの試合はヤバかった。真冬の新潟やのに俺、裸やったもん。
伊庭:Tシャツにいっぱい寄せ書きを貰ってましたよね。
Ace:そう。しかも試合終わってから塀を一番上まで登って、警備員に引き釣り降ろされて。
伊庭:しかも2004年って前半は多分ボロボロでしたよね。セカンドステージ制とかやったし。
監督にナドベザ・ペーター来るぞ、とか、そのあとムズロビッチになって、最終的にポボルで・・・。2004年とかまだ若かった。34歳とかでしたよね。もう50歳ですよ。どうするんですかね。
Ace:どうしよう。
伊庭:それは置いといて・・・多分僕、「モリシの日」に行ったことがないはず・・・。
Ace:そもそもおらんやん(笑)
伊庭:(笑)
その2004年から今年まで「モリシの日」をやってきてどんな思い出があるんですか?どんな風に変わっていったんでしょう。
Ace:今年は特に感じるけど、「モリシの日なので何かイベントします!」という話が増えていっている気がする。Mad Cat HostelもそうやしSakuraholic、もちろんOITOもそうやけどSNSなどでもよく見るようになった。
以前はお好み焼き鉄板焼きCHANTで映像を流してもらったりしていたし。あ、一回だけ土砂降りでスタジアムでの開催は難しくて居酒屋でやったこともある。
それでもやはり盛り上がりだしたのは記念日制定されてからかな。
伊庭:いつでしたっけ。
Ace:えっとね、覚えてない(笑)けど水戸戦。
伊庭:ということはJ2のときか。
Ace:クラブが「モリシの日」っていうのをちゃんと認識し始めて、クラブとしてイベントを行なったのを一番覚えている。そのときに、もう俺の役目は終わりかなって思った。
クラブがやるっていうのに意味があると思う。クラブ以外の誰かがやるならば、誰がやってもいいかな。
伊庭:僕は、誰がやってもいいってもんでもないかなと思う。2002年のときにいた人が見た人が、次の世代に継いでいかないといけないな、と。