EPISODE
1-8
■「ビジネスと理想のギャップを埋めるのって、結構大変やんか。」「すごい悩んでます。」
伊庭:今は店はひとり店員やろ?この先はどうすんの?
土岐:もうちょっとコンスタントに入ってくれるようになれれば、アルバイトの子雇ったりとかは考え中です。試合中に立っといてもらってお酒作ってもらって。
その間に、僕、アウェイ行ったりとか。
伊庭:やっぱり長居になかなかそういう店が少ないから、ずっと続けてほしいな。なんか支援もできるかな、とか。
とか言いながら「一回しか行ったことないやんけ」って(笑)
土岐:また来てください(笑)
ところでOITOはどうなんですか?
伊庭:まあこういう状況やしまだまだ厳しいかな。まあ、近すぎるのもどうかなとは思うけどね。
土岐:いやーでもあそこは羨ましいですわ。
伊庭:あそこはね、場所がね。すごく人が来るというだけじゃなくて、あそこにいるステータスっていうのがね。
土岐:そういう場所になれればなっていう。
伊庭:長居と鶴ケ丘全体がそういう人たちばっかりの集まりになっていくと、すごい空間になっていくんやろうなと思うね。
土岐:まだまだ薄いです。もっともっとセレッソの街にこの辺がなっていくぐらいになれば盛り上がるんやろうなと思うし、文化になるんやろうなと思います。
伊庭:でもやっぱり、店を持っているから分かると思うけど、ビジネスと理想のギャップを埋めるのって、結構大変やんか。
簡単な言葉で言うと儲けなあかんし、儲けないと会社が成り立たないっていうか。逆に理想を追い求めていくと、来る人は限定される。だからそのギャップに悩む。
土岐:すごい悩んでます。
伊庭:飲食、特に飲み屋さんはそういうのがありそうな気がするな。食い物だと食いたいものがあれば行くし、みたいな。
土岐:そういう意味ではここのお客さんはニッチなというか。コアな人たちが多いんで。
伊庭:ビジネスの話になるけど、その人たちに何回もリピートしてもらわないと厳しいっていう状況にもなるしね。
土岐:リピート率はだいぶ高いとは思うんですよ。
伊庭:それがメインでしょ。ほぼ。
伊庭:サッカー興味無しでフラっと入ってくれるお客さんは稀ですね。またそんな人が来てもそこまで楽しくない店なんかなと思います。
伊庭:そこはトークを磨くしかないね(笑)
土岐:頑張ってるんですけどね(笑)サッカーファンがね、ほとんどなので。
伊庭:それでいいと思う。アウェイのサポーターも来るの?
土岐:試合のあとに来てくれたりもありますね。その人のコミュニティがあって連れてきてくださったり。他クラブのサポーター10人ぐらいで来てくれたり。試合後にたこ焼き合戦をしたりとか(笑)。
まずはセレッソサポーターが「あそこ行きたいわ」って場所にしたい。入りにくいと思うんですよ。店の作りもそうやし。マスターがマスターなんで(笑)
伊庭:まあ、貫いていいと思うけどね。一本筋を持って。
土岐:じゃないと意味はないかなと思ってます。そこはブレずにもうちょっと幅広く、みんなに来てもらいやすいような、もっといろんな人が集まってくれるような場所にしたいなあとは思いますね。